淋病(淋菌感染症)に感染!症状や治療について

淋病(淋菌感染症)の症状と対処法

淋病は症状が目立たず感染が広がりやすい

淋病は、性交によって起こる性感染症です。男性の場合は。排尿時の痛みや、尿道から出る黄色や黄緑色の膿といった症状が特徴です。多くの場合、患者はこれらの症状から発症に気づき、病院を受診することになります。

一方、女性の場合は、おりものに黄色い膿が混じったり、排尿時に痛みが生じたりします。しかし、これらの症状は、男性の症状に比べて軽度なため、見落としやすいです。放置すると、菌が膣の奥まで侵入し、骨盤腹膜炎や不妊症の原因となります。

淋病は、感染に気づかずに不特定多数の人と性交渉することで、感染が広がる恐れがあります。感染に気づいた場合、病院を受診し、処置を受けましょう。また、セックスパートナーと連絡をとり、一緒に治療を受けることが重要です。自覚症状が出ていなくても感染している可能性があります。

近年、SNSなどを利用した、不特定多数との性交渉が原因で性感染症の患者数は増加しています。また、菌が抗生物質に耐性をもつようになり、確実な治療法がなくなりつつあります。

淋病の治療には「ジスロマック」が効果的

淋病の治療薬であるジスロマックは、マクロライド系と呼ばれるグループに属する抗生物質です。病原菌のタンパク質合成を阻害し、増殖を阻止する働きがあります。ペニシリン系やセファム系の抗生物質にアレルギーを持っている人でも使えます。

セファム系やキロノン系、アジスロマイシン系と呼ばれる抗生物質は、耐性を持った菌が増えています。しかし、マクロライド系抗生物質の耐性菌はそれほど多くありません。

咽頭炎の場合、通常は500mgを1日1回、3日間服用します。尿道炎や子宮頸管炎の場合、1000mgを1日1回、1日だけ服用します。骨盤内炎症の場合、注射を受けたあと、250mgを1回服用するのが一般的です。症状の重さや患者の体質によって飲み方は変わるので、医師の指示をしっかり守りましょう。

空腹時に飲む方が、より効果が発揮されます。そのため、食前に服用しましょう。副作用として、下痢や嘔吐が起こる場合があります。胃腸が弱い人の場合、食後2時間から3時間後に飲むと良いでしょう。

非常にまれですが、命にかかわる副作用も報告されています。そのため、服用中に異変を感じた人は自己判断せず、処方した医師に連絡し、指示に従いましょう。

また、ジスロマックと併用すると効果が強くなりすぎたり、副作用を引き起こしたりする薬もあります。服用中の薬がある場合は、お薬手帳を持参するなどして、医師や薬剤師と相談しましょう。

淋病の主な原因は性行為

淋病は、淋菌に感染することで起こる性感染症の一種で、感染経路のほとんどは性行為です。

感染者と性行為をおこなうと、30%から50%の確率で感染するといわれています。オーラルセックスやアナルセックス、ディープキスも同様です。

淋病は性病の中でも感染率が高く、身近な病気であるといえるでしょう。この病気は、性器だけでなく、喉や肛門にも感染するので注意が必要です。

男性の場合、性風俗で感染するケースが多いです。性風俗で働く女性は、不特定多数の男性と性行為をおこなうため、淋病に感染するリスクが高いです。また、女性は症状が軽度なため、感染していても気づかない可能性があります。

淋菌は高温、低温に弱く、生命力は高くありません。そのため、感染者の粘膜から離れると死滅します。ただし、まれに感染者が使用したタオルや便座に触れることで、間接的に感染する場合もあります。また、ストレスなどで免疫力が低下している場合、性行為を行わなくても、間接的な経路で感染する可能性があるので注意しましょう。

淋病は喉や肛門に感染することも

淋病の症状は、男女で大きく異なります。

男性の症状として、激しい尿道炎が挙げられます。また、多量の膿が尿道口が出てくる場合もあります。男性が淋菌に感染すると、ほとんどの場合目立った症状が出るため、感染に気づきやすく、他の性病との判別も容易です。

女性の場合、おりものに膿がまじることがあります。しかし、女性の症状は男性と比べて軽く、多くの場合、自覚症状があらわれません。症状が出ても軽度なので、感染に気づかず、症状が悪化してしまうこともあります。

淋菌は喉や肛門に感染する場合もあります。喉に感染した場合の主な症状は、喉の痛みや発熱です。無症状であることも多く、症状から感染に気づくことはあまりありません。

近年では、オーラルセックスによって、淋菌が喉に感染するケースが増えています。喉の淋病は自覚症状に乏しいため、淋病の検査を受ける際は、喉も診てもらいましょう。

肛門に感染した場合、肛門や直腸付近に症状があらわれます。肛門の痒みや不快感、痛み、下痢、腹痛などの症状が出たら、病院で検査を受けましょう。